「卒業」 重松清
重松清さんの小説を始めて読みました。
いろんな方からいいよって進められていたのですが、テレビで何度かお話をしてらっしゃるのを見ていて、そのイメージがぬぐいきれず読めずにいましたが、娘も中学を卒業するし、たくさん積んであった「流星ワゴン」ではなく、卒業を手に取ったのでした。
「卒業」というと、学校のイメージがあり、新たな旅立ちという華やいだり、どきどきした気分もあるのですが、この小説の場合そうではなく、何かを断ち切るということが柱になっているように思います。4篇の短編すべてに、いい意味でも悪い意味でも何かを断ち切り、それを忘れるわけでなく、前を向いて歩いていくということなんだというようなことが書いてあるような気がします。
そう考えると、世の中いろんな場面で卒業する場面に出くわしているんですね。
親子関係での卒業もいろんなかたちでやってきてるのではないかと思います。
親子関係ってさまざまでほんとにひとまとめには出来ないのですが、混沌とした思いの中、人はある時不本意ながら、冷たいまでの断ち切り方をしなければいけないときがあるんだなぁ~と感じます。それは人様から見れば、悪い奴といわれかねないことでも、そうしなければ、自分が壊れると思ったときはいいんではないかと思う自分がいます。
読んでいる途中に ウルウルってしてしまう時もありました。
どんな人でもどこか一部に仮面をかぶり生きてることもあるんだと、思うのでした。
しかし・・・
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