「ホテル ルワンダ」 レンタルDVD
今年はじめに公開された「ホテルルワンダ」を見ました。
アフリカ版シンドラーのリストと書いている記事があったように思いますが、確かに、身の危険を感じつつ、民族の垣根を越えて、1200人余りの人を救った人のお話です。
人を救うという良いお話ではありますが、私はそれよりも、同じ言葉を話し、同じ国に住んでる人がこうも醜く無差別な殺人が行われる事のほうに気がいってしまって呆然としてしまいました。百万人が死んだとも伝えられているのです。
以下 見てない人は読まないでね
この映画の新聞記者や各国大使館の人々等だけが、国連軍によって国外に脱出できる場面を見ていて、「キリングフィールド」という映画を思い出していました。
こちらの映画でも、同じような事がおきていたっけ・・・って
みんなそれぞれの主義主張があり、それぞれの家族をかかえ、大切なものを守って生きていることを尊重できない人間とはほんとに恐ろしいものだと思います。
しかしながら、大切なものを壊されそうになったら、私も何らかの形で戦うんでしょうかね・・・
我が家の隣で、たとえば虐待がおこっていても、だまっているであろう自分もいるであろうに何いってるんだ?!という感じです。 ふぅっ
この映画の主人公は現在もベルギーに亡命し、仕事を得て暮らしているそうです。
「ジェノサイドの丘」 本屋さんでちょっとだけ読んでみようかな・・・
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コメント
映画の中でジャーナリストが救援を待つ支配人に言う言葉が印象的でした。「虐殺の映像を見ても、人々は『ひどいね…』と感想をもらし、食事をつづけるだけですよ」
どれだけショックを受け、どれだけ考えさせられたとしても、映像から伝わってくる情報は、あくまでもただの知識としての情報としかならない。何も言えない。感想を言葉にしても、それが偽善で奇麗事でしかないことを、平和の中で甘んじている私たちはもう気づいている。気づいてはいるが、その知識を肌身で実感し認識するすべが分からない。どうすれば100万人の死という惨状を認識できるのか。どうすればテレビゲームのように飛び交う砲弾の先にいる人の恐怖や苦しみが認識できるのか。分からない。真実を伝えようとする人間の虚しさも、現代社会が抱える闇を映し出しているんですね。・・・
http://blog.livedoor.jp/tarotohachinosu/
投稿: ホテルルワンダを見て | 2006/12/19 14:06
>真実を伝えようとする人間の虚しさも、現代社会が抱える闇を映し出しているんですね。
マスコミから流されるたくさんの事件を、ただうわぁ~って見ている、見させられてる場合も、それは傍観者だけでしかなく、自分を防衛するために見ているだけということは感じますね。
じゃぁ~どうして映画を敢えて見るのか?どうしてなんでしょうね?
投稿: Tomoko | 2006/12/19 21:18