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2006/10/19

「石田徹也」遺作集

先月「石田徹也さんという画家」という記事を書きましたが、その石田さんの遺作集が届いて10日ほどがたちました。
テレビで見れなかった、たくさんの絵の中には、目を背けたくなるような作品もあり、何度も何度もこの画集を開いてみたい!という気分ではありませんが、今の世の中をよく写しているのではないかと思います。

心が通じ合わない絵もありますが、ほとんどの絵は彼の生活や心の中の現実だと思われ。それが哀しいとか、寂しいという基準では測れないものであることは、間違いないようです。

彼の絵は「シュールレアリスムだ」という記事を何度か読んだことがあり、調べてみましたが、言葉が難しくって、よくわかりません。

ウィキペディアの説明で少しわかった感じでしょうか? かなり広範囲な意味に使われていて、ある意味使いやすい言葉になりつつありますが、石田さんの絵を評するシュールというのは、「不条理」でしょうか?

「難解」 理解するには難しいのかな?でも見たまんま感じればいいという意味からすると難解ではないし。
「奇抜」 変わってはいるかもしれないけれど、描き手が驚かそうという気もちはまったく感じられないし。
「幻想的」 私の場合幻想的の中には、美しさが存在していると思うので、これもあてはまらない気がするし。

携帯電話に顔を潰されている絵は、見るに耐えないくらい、恐いのですが、私達は、便利さゆえにほんとの顔が(人格が)見えなくなっているんではないでしょうか?家族や仲良しさんだけとしか、うまく付き合えない自分がいて、電話することや、自筆で手紙を書くことから遠ざかってる自分にドキドキしたりして。

心がざわついたり、どよよーんとなったり、そうねそうね、と思ったり人の気持ちを揺さぶる絵です。

亡くなって1年以上だったのでしょうか?
日曜美術館で取り上げられたことにより、全国の人が知ることになり、地元であった静岡で個展が開かれるようです。

私も、本物の大きい絵を見てみたいと思いますし、私と一緒の見方や考え方、感じ方。私と違う、世界を体験したいと思っています。

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